自然は、先生だ。
このシーズン中、履いていたものといえば、SORELのブーツに、スノボのブーツだ。足下がもたつく感じがあるが、これがデフォルトだったのですっかり慣れてしまっていた。
3月の終わり頃、家のまわりや山にはまだ雪が残っているものの、道端からはついに雪が消えた。
久しぶりに、スニーカーを履いてみることにした。すると、途端に、長い間忘れていた感覚が足もとに舞い戻ってくる。
ものすごく、軽いのだ!もはや、裸足の感覚。軽すぎて、飛べそうな気がするし、なんだってできるし、どこにでも行けそうな気がしてしまうほどだ!
「地に足をつける」ことはすごく大事だ。でも、いつだって、どこにでも行けちゃう「フットワークの軽さ」も同じくらい、いやそれ以上に、己の大事としていることだった。人間、いつだって、何かを手放し、ゼロに戻ることができるのだ!
そんなことを、自然界からリマインドしていただいた、4月あたまの昼下がりであった。
自然は、先生だなあ。